@1人分グラス2杯分程度の氷を用意します。(コーヒーを淹れながら冷やす分と、出来上がってグラスに入れる分とが必要です)
Aポットに水をいれ沸騰させます。またドリッパーにフィルターをセットしておきます。
Bコーヒーの粉(中挽きからやや粗挽きがお勧めです。)をいれ、軽くドリッパーを振り粉を均します。
粉の量はおおむね次のとおりです。
(濃く淹れたい場合は、粉の量はそのままで、出来あがりの量(出来上がりの量に合わせた氷も)を減らすか、使う粉の量を増やすかします。
)
C氷をサーバーに入れます。サーバーに入れる氷の量は淹れる量の半分弱が目安です。
※ アイスコーヒーの場合は淹れる時とグラスに注いだ時の2回も氷で冷やすため、氷が溶けてコーヒーが薄くなってしまうことが多いので、なるべく大人数分で濃くいれるのがコツです。(1〜2人くらいで濃いコーヒーをいれるのは、なかなか難しいものです。3人分以上でいれると、比較的濃いコーヒーを安定していれることが出来ます)
アイスコーヒーはホットコーヒーに比べて、冷蔵しておけば保存がききます。(それでも時間が経てば、香りや味は落ちますが、ホットコーヒーほど顕著では有りません)
残ったアイスコーヒーは瓶などに入れて、冷蔵庫で保存して下さい。
Dお湯を注ぐ前の準備が出来ましたら、早速始めましょう。最初は少量のお湯で、粉全体を湿らせて、膨らませます。
具体的にはポットを振るようにして注ぐと少しずつお湯を振り掛けることが出来ます(特に、注ぎ口が大きいポットにはお勧めです)。粉がこんもりと膨らみ、時間が経つに連れて(10〜20秒後)少しずつしぼんできます。
E粉がしぼみきってしまう前にまたお湯を注ぐのですが(最初にお湯を注いでから20〜40秒前後)、2回目にお湯を注ぐ時にはアイスコーヒーの場合にも(濃く淹れる場合には)、ちょっとしたコツが有ります。
粉の中心から外に向かって渦巻きを描くように少しづつまた、なるべく細くお湯を注ぎます。(1人分の時には特に少しづつ注ぎます。つまりドボドボッと注がないようにします。)この時に、一番外側(ろ紙と粉の境)にはお湯を注がないようにします。(アイスコーヒーの場合はおとす量が半分くらいなので、5人分くらいまでであれば外側を回らなくてもスムースにおとすことができます。ドリップの淹れ方はこちらを参照してください。)
アイスコーヒーの場合は、氷を入れているため実質的に落とすコーヒーの量は半分になりますので、濃く入れて氷が溶けてちょうど良いという計算です。
Fお湯が落ちきってしまう前に、今度も中心からお湯を注ぎます。人数分のコーヒーが落ちるまでこれを繰り返します。
Gコーヒーが人数分抽出されましたら、ドリッパーをはずします。(ドリッパーにお湯が残っていても構わずにサーバーからはずして下さい。またお湯が落ちきってしまいそうな時には少しお湯を足して、絞りきるようにはしないで下さい)
Hコーヒーを軽くかき混ぜて濃さを均一にします。氷が残っていましたら、取り除いて下さい。
Iグラスに氷を入れて、そこに出来立てのアイスコーヒーを注いで、出来上がりです。
お好みでガムシロップやミルクを加えて、お召し上がり下さい。