焙煎機のメンテナンス
ロッセの焙煎機はもう年代物で、今は自分でメンテナンスをしています。
(この焙煎機は富士珈琲機械さんの寺本さんっていう方に作っていただいた焙煎機なんです。
その寺本さんは数年前に亡くなってしまって、 弟さんが後を引き継ぎましたが今は廃業されてしまいました。 )
基本的には毎回潤滑系の手入れと簡単なクリーニングを行っています。
そして定期的にえんとつ掃除と焙煎機のオーバーホールをしています。
しかしながら長年使っているので無理に分解して組みつけが悪く使えなくては困るので、あえて必要以外のところは開けないようにしています。
今日はオーバーホールの途中で分解したところの写真を撮ってみたので、ちょっと紹介しましょう。
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分解してスクレーパーや長い金の定規などで中にこびりついたカーボンなどを削り落としていきます。
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ダンパー(空気の流れる量を調整するレバー。中にある板にによって空気の流れを調整しています)とエアフロー周りの清掃。中まで手が入らないので、なかなか大変です(苦笑)
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本体側が終わったら今度はモーターの付いているほうです。こちらは羽根が付いていて、これに付いたカーボンも根気良く表裏8面を丁寧にきれいにしていきます。
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これはまだきれいになっていない状態です。
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ここをきれいにならないとエアフローそのものの効率そのものが悪くなってしまったり、モーターにも負荷がかかってしまいます。何よりも次に掃除するとき余計に大変なことになります。
この二つのスクレーパーと手ボウキを使って少しずつきれいにしていきます。
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概ねきれいになったところ。このあと部品を組みつけていきます。
また、メンテナンスした時には安全のため定期的にガス管なども交換しておきます。
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最後に煙突を取り付けて動作確認。
そのあとクリーナーでえんとつなどをきれいに拭いてピカピカにして出来上がり!
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えんとつ掃除は1ヶ月に1度。オーバーホールは3ヶ月に1度行っていますよ。
お掃除を怠ると、付着したカーボンに火が付いて燃えてしまったりすることがあるそうです。
そうなると自分だけのことでは済まなくなってしまいます。
焙煎機のために、また周りの人のためにしっかりとメンテナンスをしていかなくてはなりませんね。
これでまた、おいしいコーヒーを焙煎することが出来ますよ!
( ^-^)_□〜